第247回 「日本人の美しい所作(しょさ)」 手刀(て_がたな)を切る、会釈(えしゃく)

第247回

「日本人の美しい所作(しょさ)」

手刀(て_がたな)を切る、会釈(えしゃく)

 

 

1.「日本人の美しい所作(しょさ)」その1

手刀(て_がたな)を切る

 

⑴3/24土曜日、TSUTAYA・中洲ゲイツ店での出来事です。

 

①福岡市博多区中洲(なかす)

 

②「DVDが陳列してある棚」と『その棚の商品を見ている私』との間を、平気で、通り過ぎて行く若者たち

 

⑵手刀(て_がたな)を切る

 

①大相撲(おおずもう)で、土俵の下にいる、5名の審判部長たち

 

◆この審判部長の前を横切る時の、力士(りきし)の「手の所作(しょさ)」です。

 

◆手を、自分の体の前に出して、手を数回、上下することです。

 

②この様に、他人の前を横切る時には、

 

◆手刀を切って、かつ(さらに)、

 

◆「失礼します。」「すみません。」と、『声かけ』して、通り過ぎる気遣い・マナーを、日本人としては、実践したいものです。

 

 

2.「日本人の美しい所作(しょさ)」その2

会釈(えしゃく)

 

⑴自転車ロード

福岡市中央区の場合

 

①舗道(歩道)が、「歩行者用」と『自転車用』とに、区分されています。

 

②その為に、自転車ロードには、「青いペンキ」が塗ってあります。

 

自転車ロードを譲る。

 

①先日、この「自転車ロード」において、前方から、ご婦人が進んで来られたので、私は、歩行者側を進み、道を譲りました。

 

②すれ違う時に、このご婦人は、軽く頭を下げて、私に、『会釈(えしゃく)』されました。

 

◆これこそ、大切にしたい、日本人の「美しい所作(しょさ)」であります。

 

 

以上です。

 

第246回 「赤ひげ先生」 医は仁術(じんじゅつ)

第246回

「赤ひげ先生」

医は仁術(じんじゅつ)

 

1週間前から、左耳の内部に、少しばかり、「違和感(いわかん)」『鈍痛、どんつう』が、ありました。

 

さらに、喉(のど)の左側部分にも、少し痛みが、出始めてきました。

 

そこで、3/19月曜日、久しぶりに、かかりつけの、耳鼻咽喉科を受診しました。

 

 

1.赤ひげ先生

 

⑴黒澤_明_名監督の、モノクロ映画

『赤ひげ』1965年公開

 

⑵小石川養生所

こいしかわ_ようじょうしょ(現代の診療所)

 

①時は、江戸時代の後期。

 

②ここを舞台にした、社会に対する怒りを忘れない、老医師の『赤ひげ(三船_敏郎_氏)』の活躍を、描いた秀作(しゅうさく)です。

 

③映画デビューしたばかりの、加山_雄三_氏(当時27歳)も、主役で出演しています。

 

 

2.医は仁術(じんじゅつ)

「医は仁術なり」に同じ。

 

⑴意味

「医は、人命を救う博愛の道である。」

 

⑵安増医院(やすます、耳鼻咽喉科)

 

①「赤ひげ先生」の様な名医、安増_進_先生

 

◆180cmくらいの高身長

◆70代の好々爺(こうこうや)

 

※好々爺(こうこうや)

「優しくて、人の好(よ)い老人」

 

②福岡市中央区黒門(くろもん)

地下鉄・唐人町(とうじんまち)駅そば

 

 

3.コミュニケーションの見本

 

この安増(やすます)先生の、

◆患者に接するコミュニケーション_スキルは、

◆ビジネス_パーソンにとっても、大いに、学ぶ点がある、

と思われました。

 

⑴丁寧な説明

 

①患者に、分かりやすい「症状の解説」を、してくださいます。

 

※今回の私の症状

空気の乾燥が原因で、内部の器官に、痛みが発生し、それに関連・同調して、喉の左側部分にも、痛みがもたらされた。」

 

②また、患者が、診療室を退出する際にも、「お大事に、ななさってください。」と、声かけしてくださる、『細やかな気配り』の出来る、名医です。

 

⑵柔和な人柄

 

①柔和(にゅうわ)

「性質・表情などが、穏やかで優しいこと。」

 

②患者に対して、

◆『安心感・信頼感』を与える、

◆物腰(ものごし)が柔(やわ)らかい

のが特徴です。

 

※物腰が柔らかい

「人の言動などの印象が、心地よく、安心感を持てる様(さま)」

 

 

以上です。

第245回 「年年歳歳_花_相似たり」 黒白(こくびゃく)をつける

第245回

年年歳歳_花_相似たり」

黒白(こくびゃく)をつける

 

ここ福岡市中央区でも、3/19月曜日に、「桜の開花宣言」が、出されました。

今年も、変わらぬ『美しい桜』を、楽しく鑑賞したいものです。

 

 

1.『年年歳歳_花_相似たり、歳歳年年_人_同じからず。』

 

⑴読み方

 

①前半

年年歳歳(ねんねん_さいさい)_花_相似(はな_あい_に)たり、

 

②後半

歳歳年年(さいさい_ねんねん)_人_同(ひと_おな)じからず。

 

⑵解釈

 

①前半

毎年、毎年、花は変わることなく、咲きます。

人の世の変わりやすいのに比べ、自然は変わらない、変化しない、ことの喩え(たとえ)です。

 

◆もう間もなく、日本各地で、例年どおり、「満開の桜」を見ることが、出来るでしょう。

 

②後半

毎年、毎年、人はこの世を去って行く為に、顔ぶれが、異なります。

人の世が、儚(はかな)く変化して、無常であることをいいます。

 

◆昨年、『満開の桜』をご夫婦で、仲良く楽しんだのに、今年は、お一人で、鑑賞されている方も、いらっしゃるかもしれません。

 

 

2.黒白(こくびゃく)をつける

 

⑴「森友・加計かけ学園_問題」に関連して。

 

⑵黒白(こくびゃく)をつける。

 

①意味

「物事の是非(ぜひ)、善悪を、ハッキリさせる。」

 

②紅白(こう_はく)

◆紅(赤)と白を混ぜると、「ピンク」になります。

 

◆そうです、皆をハッピーにしてくれる、桜の「ピンク」です。

 

③黒白(こく_びゃく)

◆黒と白を混ぜると、『グレー』になります。

 

◆そうです、「魅力的な、白髪混(しらが_ま)じりの男性」を指(さ)す、『ロマンス_グレー』のグレーです。

 

◆この「森友・加計_問題」に対して、ロマンス_グレーに恥じぬ、包容力のある、『紳士的解決』を望みます。

 

 

3.本日のPunch_Line(パンチライン)

ジョークなどの「落ち」のこと。

 

⑴「森友・加計かけ学園_問題」に関連して。

 

首相官邸での、3名の『やりとり』です。

 

◆麻生大臣

「盛り_ソバ、かけ_ソバが、好きな理由は?」

 

◆佐川_前_理財局長

「麺(めん)の様に、長い物に巻かれるのが、好きなんです。」

 

◆安倍首相

「お粗末な味で、ご免(麺_めん)なさい❢」

 

 

以上です。

第244回 「寛仁大度(かんじん_たいど)」 済度(さいど)し難(がた)い

第244回

「寛仁大度(かんじん_たいど)」

済度(さいど)し難(がた)い

 

 

1.「寛仁大度(かんじん_たいど)

 

⑴人気TVドラマ_日曜劇場

『99.9%_刑事専門弁護士_seasonⅡ』

 

①3/18日曜日放送分、最終回の内容

 

②笑福亭_鶴瓶さんが演じる、「事務総長」の部屋

 

◆壁にかかっていた、『掛け軸』内の、四字熟語です。

 

⑵寛仁大度(かんじん_たいど)

 

①人の「性質」に対して、使用する語句です。

◆心が広くて情け深く、度量(どりょう)の大きいこと。

 

※度量(どりょう)

「人の言行を受け入れる、寛大な心」

 

②寛仁は、心が広くて、情が厚いこと。

大度は、度量が大きいこと。

 

 

2.済度(さいど)し難(がた)い

 

⑴済度(さいど)

 

①仏(ほとけ)・菩薩(ぼさつ)が、

◆迷い苦しんでいる人間を、救って【救済の、すくう】、

◆悟(さと)りの彼岸(ひがん)に、渡す【、わたす】こと。

 

②転じて、苦しみや困難から救うこと。

 

衆生(しゅじょう、人間)を、苦海(くかい)から救い、彼岸へ導くこと。

 

◆困ったり、苦しんでいる境遇から、助け出すこと。

 

⑵度し難い(どし_がたい)

 

①『済度し難い』と、同じ意味。

 

②救い難(がた)い。どうしようもない。

 

◆現在の『森友・加計かけ学園_問題』は、「度し難い」問題です❢

 

③道理を言い聞かせても、分からせることが出来ない。

 

 

3.映画「空海(くうかい)」)」

 

『99.9%_刑事専門弁護士_seasonⅡ』

 

①このドラマの、人気の理由の一つは、「出演者のダジャレ」でした。

 

②特に、主役の松本_潤さん(嵐のメンバー)の、発するダジャレが、私は好きでした。

 

⑵私のダジャレ

 

①映画「空海」のヒットに、因(ちな)んで。

 

空海(うかい)よ、「メシを食(く)うかい

※お粗末様でした❢

 

 

以上です。

第243回 「窃鉤窃国(せっこう_せっこく)」 綸言汗の如し(りんげん_あせのごとし)

第243回

「窃鉤窃国(せっこう_せっこく)」

綸言汗の如し(りんげん_あせのごとし)

 

 

1.窃鉤窃国(せっこう_せっこく)

 

⑴言葉の意味

 

盗(せっ_とう)

「隙(すき)を狙って、他人の財物(ざいぶつ)を、盗(ぬす)み取ること。」

 

括弧(かぎ_かっこ)

「……文章……」←「」の部分

 

古代中国の故事(こじ)、荘子(そうし)

 

①「鉤【かぎ、帯留(おびど)めの金具】を盗むこと」と『国を盗むこと』

 

②どちらも、「盗み」に違いないのに、

◆小さい場合は、処罰されて、

◆大きい場合は、権力を握って、富貴(ふうき)を得る。

 

※富貴(ふうき)

「財産があって、しかも、地位・身分が高いこと。」

 

③この世の賞罰が、公平で無いこと。

『権力』が、法を左右することの喩(たと)え。

 

 

2.綸言汗の如し(りんげん_あせのごとし)

 

中国、歴史上の格言

 

「皇帝が一旦、発した言葉(綸言、りんげん)は、取り消したり、訂正することが出来ない。」

 

⑵皇帝の発言は、体外に出てしまった汗の様に、体内に戻すことが出来ない。

 

①政治家にとって、『言葉は武器』であります。

 

②失言したら、すぐに、「訂正すれば済む」という、問題ではありません。

 

③「重みのある言葉」を、『信頼できる言葉』を、国民に向けて、慎重に、発しなければなりません。

 

※これは、ビジネスパーソンにとっても、同じことでしょう。(国民→顧客)

 

 

3.『森友・加計かけ学園_問題』

 

上記の「窃鉤窃国」の故事は、『今の騒動』に、酷似(こくじ)しています。

 

※酷似(こくじ)

「非常に、よく似ていること。」

 

①小さい場合は、

「佐川_前_理財局長」に思えて、

 

②大きい場合は、

「麻生大臣&安倍首相」に感じます。

 

⑵真相(しんそう)の解明

 

※真相(しんそう)

「特に、ある事件などの、本当の内容や事情」

 

①人気TVドラマ、日曜劇場『99.9% 刑事専門弁護士』の、決め台詞(せりふ)では、ありませんが、「真実は一つ」であります。

 

②「三流国家」の、汚名(おめい、悪い評判・不名誉)を返上(へんじょう)する為にも、国会での『実(み)のある審議』を期待したい、ものです。

 

 

以上です。

第242回 「美しい日本語」 梶_芽衣子さんの心意気

第242回

「美しい日本語」

梶_芽衣子さんの心意気

 

 

1.美しい日本語

 

⑴人気テレビ番組『サワコの朝

 

①2018年3月10日(土)放送分、TBS系列

 

②ゲストは、ジーンズ姿の、女優・歌手の梶_芽衣子さん(かじ_めいこ)でした。

 

◆1947年3月24日生まれ、東京都出身

◆テレビ「鬼平犯科帳シリーズ」、映画『女囚さそりシリーズ』などで活躍

 

⑵番組の冒頭で、叱られる、司会者の、阿川_佐和子さん(あがわ_さわこ)

 

①阿川さんの「やっぱ」発言

 

②「やっぱり」『やはり』と、きちんと、正しい日本語を、使用しないとダメ❢

 

 

2.梶_芽衣子さん(かじ_めいこ)の心意気

 

⑴サバサバした性格

 

①女優さんだけに、もうすぐ、71歳になるというのに、実に、「美しい容貌」でした。

 

②ハキハキした、受け答えで、気持ちのいい、軽妙洒脱(けいみょう_しゃだつ)な、トーク内容でした。

 

※軽妙洒脱(けいみょう_しゃだつ)

「軽やかで、洒落(しゃれ)ていること。」

「俗っぽく無く、爽やかで、洗練(せんれん)されて、巧(たく)みなこと。」

 

⑵外国映画には、出演しない❢

 

①「日本語」でないと、自分の感情を、正確に、細やかに、表現できない、という主張でした。

 

②ゆえに、外国からの、映画出演依頼は、すべて断った、そうです。

 

 

3.現在、公開中の映画「空海

 

⑴日中の俳優が競演

 

①残念ながら、国内では、『吹き替え版』しか、上映されていない、そうです。

 

②中国人にしか、表現できない、微妙な『感性』などが、映画の音声上では、忠実に、「再現」されていないのでは、と心配しました。

 

⑵ネイティブ・スピーカーが、持っている特性

 

①先程の「梶_芽衣子さん」の主張の様に、日本語が持っている、『美しい響き』を、大切にしたい、と思います。

 

②また、歌舞伎(かぶき)に代表される、日本人が持っている『美しい所作(しょさ)』も、大事にしなければなりません。

 

※所作(しょさ)

「身のこなし。仕種(しぐさ)。動作。」

 

 

以上です。

第241回 「能力の無い上司」 自己変革の無い能天気

第241回

「能力の無い上司」

自己変革の無い能天気

 

 

1.能力の無い上司

 

⑴「能力の無い上司」の部下になること。

 

①ビジネス・パーソンにとって、

◆「能力の無い上司」の部下になることほど、

◆『人材育成の観点』から、

不幸なことは、ありません。

 

②しかし、組織内においては、残念ながら、部下は、上司を選ぶことが、出来ません。

 

⑵学ぶべき「背中」は、あるのか。

 

①子供は、「親の背中」を見て育つ。

 

②部下は、『上司の背中』を見て育つ。

◆上司として、部下を育てる責任が、あります。

◆上司として、部下を育てないのは、『重大な罪』「犯罪」であります。

 

 

2.自己変革の無い能天気

 

能天気(のうてんき)な上司

 

①考えが浅くて、軽薄(けいはく)なこと。

また、その様な人。

 

◆軽薄(けいはく)

「態度に慎重さが無く、誠意が感じられ無いこと。」

 

②『手柄は下に(部下)、責任は上に(上司)』を、実践できない、ボンクラ上司

 

⑵上司は、常に「自己否定 &自己批判」が必要

 

①部下に、『精神論を押し付ける』だけの、「ポンコツ野郎(上司)」

 

②旧態依然(きゅうたい_いぜん)とした、『旧来(きゅうらい)のやり方・考え方』を、部下に、無理強(むり_じ)い、してはいけません。

 

◆旧態依然(きゅうたい_いぜん)

「元のままで、少しも、変化や進歩が無い様(さま)」

◆旧来(きゅうらい)

「以前から行われていること。従来。」

 

③常に、『理論派の上司』を目指(めざ)して、「自己改革・自己改善」に、真摯(しんし)に、取り組まなければなりません

 

◆真摯(しんし)

「真面目(まじめ)で、ひた向きなこと。」

 

 

3.浄土真宗(本願寺派)の教え

※福岡市中央区大手門

※法伝寺の入り口の掲示板

 

⑴『自分が可愛い』、このどうにもならない、心の病(やまい)が、他者への痛みを、麻痺(まひ)させる。

 

①『現状満足』「自己保身」に、陥(おちい)る上司

 

②部下を強くする・育て上げるのが、大切な「上司の仕事・役割」です。

 

⑵けれども、その病の恐ろしさに気付くところに、身勝手を慎み、譲り合う、慈悲(じひ)の大道(だいどう)が、芽生(めば)えよう。

 

慈悲(じひ)

「慈(いつく)しみ。憐(あわ)れむこと。情け。」

大道(だいどう)

「人として、守るべき正しい道。」

 

 

以上です。