第 13 回 「勘違い、思い込み、その9」 寛恕 (かんじょ)

第 13 
「勘違い、思い込み、その9
寛恕 (かんじょ)
 
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1. 「優秀者」の受け止め
 
◆『寛恕』の文字を見て、
 
◎「かんじょ」と、正しく読めて、
 
▲その意味である、『心が広く、思いやりがあること。心を広くして、過ちなどを許すこと。』が、分かる人。
 
※寛(かん)……豊か、心が大きい、度量(どりょう)が広い。
※恕(じょ)……許す、大目に見る。
 
■ 用例……「ご寛恕(かんじょ)を請(こ)う。」
 
※寛容(かんよう)
「心が広く、人の言動をよく、受け入れること。また、人の過ちや欠点を、厳しく責めないこと。」
 
 
2. 「標準者 (普通の人)」の受け止め
 
◆『かんじょ』と聞いて、 
 
◎「官女(かんじょ)」と、思い込み、
 
▲「五人官女(ごにん・かんじょ)」と、勘違いする人。
 
※官女……昔、宮中や将軍家に、仕えた女性。女官(にょかん)。かんにょ。
 
 
 
3. 「やや鈍(にぶ)い人」の受け止め
 
◆『かんじょ』と聞いて、
 
 
ボキャブラリー(語彙、ごい)の不足から、「感情(かんじょう)」と思い込み、
 
▲物事に対して生じる、『快・不快(かい・ふかい)』『喜怒哀楽(きど・あいらく)』などの気持ちである、「感情」と勘違いする人。
 
ボキャブラリー  vocabulary
語彙(ごい)……ある人が用いる語の全体(言葉の集まり)、用語、単語。
用例……「ボキャブラリーの豊富な人
 
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以上です。