第 20 回 「 社長スピーチでの失態、実話、その2 」 雑木林 ( ぞうきばやし )

第 20 回
「 社長スピーチでの失態、実話、その2 」
雑木林 ( ぞうきばやし )
 
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1. 全体朝礼における、О 社長のスピーチ
 
※地場 ( じば ) の中小企業 (「押し花電報」製造会社、のちに倒産 )
※私の、かつての勤務先

◆ О 社長は、スピーチの中で、『 雑木林 (ぞうきばやし) 』 の文字を、何度も、「ざつもくりん」と発音してしまいました。
 
※雑木林(ぞうきばやし)……「建築や家具以外に使う、値打ちの少ない木。炭(すみ)や薪(まき)に、使用する木。」が生えている林。

◎実例……社員の前で、「 これからは、『 雑木林 (ざつもくりん) 経営 』を、展開することが大切である ❢ 」と、力説されました。
 
▲当時の、日本経済新聞の中の「 記事 」を、引用してスピーチされました。
 
■新聞の記事には、誰もが、正しく読める漢字として、「 ぞうきばやし 」という、『 ふりがな、ルビ 』が、付いていなかったのでしょう。
 
 
 
2. 裸の王様だった O 社長
 
◆年初に発行する社内報での、「 O 社長の年頭挨拶文 」
 
◎冒頭から20行ほどの文章中に、『 句点 。(まる) 』が、1 か所もありませんでした。
 
※1行内の文字数にもよりますが、基本は、2~3行(あるいは、5~6行)ごとに、「 句点。(まる) 」を挿入するのが、理想かと思われます。
 
▲この社内報は、社内のパートさんは勿論(もちろん)のこと、社外にも配布しているので、社長が恥をかかない様に、途中に、「 句点 (。まる) 」を挿入して、「 接続詞 」でつないでいく、読みやすく、理解しやすい、スタイルを提案しました。
 
■その時の社長の反応
 
「 オレが作成した文章に、ケチを付けるな ❢ このままの文章でいい ❢ 」
 
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以上です。