第143回 「出船精神」 処事光明
第143回
「出船精神」
処事光明
1.出船精神(でふね)
⑴旧・日本海軍の伝統で、「いつでも、確実に、迅速に、行動出来る様に、準備を怠らない様に、しよう❢」とする精神のこと。
⑵船舶の、桟橋(さんばし)への、係留(けいりゅう)方向についての用語です。
①出船(車の場合、バック駐車に当たります)
②入船(車の場合、そのままの向きでの駐車です)
⑶いざ、戦いになった場合、すぐに、港から船を出せる様に、舳(へさき、船の船首・先頭部分)を、港の出口側(海側)にして、停泊(碇泊、ていはく)すること。
※緊急事態に備えた、「心がけ」です。ビジネスの世界でも、応用できる「取組み姿勢」です。
2.処事光明(しょじ・こうめい)
⑴「三綱領(さん・こうりょう)」の中の、1項目です。
①旧・三菱商事の行動指針、経営の根本理念です。
②現・三菱商事の「社是(しやぜ)」として、今も、引き継がれています。
⑵何事(なにごと)であれ、処理・対処は、フェア・プレイに徹する。
①公明正大で、「品格のある行動」を旨(むね)とし、活動の公開性、透明性を堅持する。
※旨(むね) 「中心とすること、第一の目的とすること。」
⑶光明(こうめい、こうみょう)
①意味 「将来への明るい見通し、希望。」
※事例 「前途に、光明を見出す。」
3.桧山(ひやま)タミさん(91才、女性)、可愛いおばあちゃん
⑴現役の料理家、『タミ塾』という料理教室を開催中です。
ご本人は、今も、「探究心」旺盛な
①見たがり屋
②知りたがり屋
であります。
⑵人生のレシピ
①自分が、かけてもらいたい言葉を、相手に、かけてあげられると、いいですね。
②仕事(料理)の手を抜いてもいいけど、「思いやり」を抜いては(欠いては)、いけませんね。
⑶NHKテレビ 「ニュースウオッチ9」 2017年8月11日(金)放送分より。
以上です。