第143回 「出船精神」 処事光明

第143回

「出船精神」

処事光明

 
昨日、自宅近くの公園の鉄棒に、ぶら下がり、空を見上げました。
雲の形が、秋の「うろこ雲」に、変わりつつありました。
※8月7日(月) 立秋
 
雲の形に、また、吹き抜ける風の心地よさに、徐々にではありますが、「秋の気配」を感じる様に、なってきました。

 

1.出船精神(でふね)

 

 

⑴旧・日本海軍の伝統で、「いつでも、確実に、迅速に、行動出来る様に、準備を怠らない様に、しよう❢」とする精神のこと。

 

⑵船舶の、桟橋(さんばし)への、係留(けいりゅう)方向についての用語です。

 

①出船(車の場合、バック駐車に当たります)

②入船(車の場合、そのままの向きでの駐車です)

 

⑶いざ、戦いになった場合、すぐに、港から船を出せる様に、舳(へさき、船の船首・先頭部分)を、港の出口側(海側)にして、停泊(碇泊、ていはく)すること。

 

※緊急事態に備えた、「心がけ」です。ビジネスの世界でも、応用できる「取組み姿勢」です。

 

2.処事光明(しょじ・こうめい)

 

 

⑴「三綱領(さん・こうりょう)」の中の、1項目です。

 

①旧・三菱商事の行動指針、経営の根本理念です。

②現・三菱商事の「社是(しやぜ)」として、今も、引き継がれています。

 

⑵何事(なにごと)であれ、処理・対処は、フェア・プレイに徹する。

 

①公明正大で、「品格のある行動」を旨(むね)とし、活動の公開性、透明性を堅持する。

 

※旨(むね) 「中心とすること、第一の目的とすること。」

 

⑶光明(こうめい、こうみょう)

①意味 「将来への明るい見通し、希望。」

※事例 「前途に、光明を見出す。」

 

3.桧山(ひやま)タミさん(91才、女性)、可愛いおばあちゃん

 

 

⑴現役の料理家、『タミ塾』という料理教室を開催中です。

 

ご本人は、今も、「探究心」旺盛な

 

①見たがり屋

②知りたがり屋

 

であります。

 

⑵人生のレシピ

 

①自分が、かけてもらいたい言葉を、相手に、かけてあげられると、いいですね。

 

②仕事(料理)の手を抜いてもいいけど、「思いやり」を抜いては(欠いては)、いけませんね。

 

NHKテレビ 「ニュースウオッチ9」 2017年8月11日(金)放送分より。

 

以上です。