第172回 「ビリギャル」 教育の目的

第172回

「ビリギャル」

教育の目的

 
坪田 信貴 氏 (学習塾 / 経営者)
映画「ビリギャル」の原作本の著者
 
1.教育の目的
 
 
⑴坪田氏の主張する3項目
 
社会に出るまでに、子供たちが、
 
①自信をつけること
②居場所をつくること
③他者への敬意を持つこと
 
の3項目だ、と思っています。
 
⑵学習塾「坪田塾」の理念
 
「受験を通じて、仲間になり、そこで、信頼関係を築いた上で、教え子たちの一生を応援したい。」
 
 
2.教育とは、「引き出す」こと
 
 
⑴語源 (もとになるラテン語)
 
英語 education (教育)は、ラテン語educere 「引き出す」が、語源と言われています。
 
⑵『違い』を見出す❢
 
①まず、子供たちの言動を、常日頃から、よく見守り・観察する。
 
②そして、彼らの持っている、「引き出し(能力のBОX)」の中から、可能性・適性を見付け出す(引き出してあげる)。
 
③さらに、その能力を、伸ばして(手助けして)あげ、開花させることだ、と思います。
 
 
3.もう、ひと味(新コーナー)
 
 
⑴「敬老の日」特集で、テレビ出演した83才の男性
 
①「家庭の事情」で、高校進学ができなかった。
②通信教育で、高校の課程に入学を希望
 
⑵勉強が、生きがい
 
①「数学の学習」「英字新聞の読解」を、毎日3~4時間、継続中❢
 
②勉強することが、出来ている幸福感。
『長生きすると、いいことがある❢』と語った、この男性の発言に、共感しました。
 
以上です。