第 38 回 「 故事成語、その 5 」 破天荒 ( はてんこう )

第 38
故事成語、その 5 」
破 天 荒 ( はてんこう )
 
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1. 破 天 荒 ( はてんこう )
 
◆天荒……天が、まだ、開 けない状態 にあること。
 
◎古代中国の唐 ( とう ) の時 代、荊 州 ( けいしゅう ) という地方からは、「 役人の試 験 」に、合格した者 は、誰もいなかった。
 
※それ故 に、「 天荒 ( てんこう ) 」と言われていた。
 
▲その後、『 劉 蛻 ( りゅうぜい ) という人 』の家の者が、「 役人の試 験 」に初 めて、合格した時 に、天荒 だった状 態を破ったとして、褒 ( ほ ) めたたえたという故事。
 
■意 味……今まで、誰も出来なかった様な事を、初めて成し遂 げること。

 
 
2. 未 曽 有 ( みぞう )
 
◆正しい 漢文 読み……未 ( いま ) だ、曽 ( かつ ) て、有 ( あ ) らず。
 
◎意味……「 今までに、一度も、無かったこと。」「 空前 ( くうぜん ) 」
 
※用例……『 未曽有の大暴風雨 』

正しい読み方は、「 みぞう 」です。

 

▲麻生 太郎 総理 ( 当時 ) の失言
■未曽有を「 みぞうゆう 」「 みぞゆう 」と、誤って、発音してしまいました。

 
 
3. エポック・メイキング
 
◆ epoch - making
 
◎意味……「 ある事 柄 が、その分 野に、新時代を開く程、意 義を持っている様 ( さま )。」「 画 期 的 ( かっきてき ) な 」
 
▲用例……エポック・メーキングな発明

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 以上です。