第 56 回 「 四字熟語、その 13 」 五 臓 六 腑 ( ごぞう・ろっぷ )
第 56 回
「 四 字 熟 語、その 13 」
五 臓 六 腑 ( ごぞう・ろっぷ )
※「 先頭 」「 最後尾 」の画像が、脱落していた場合、ご容赦ください。
1. 五 臓 六 腑 ( ごぞう・ろっぷ )
◆ 五 臓 の意味……( 漢方で ) 肺臓、心臓、脾臓 ( ひぞう )、肝臓、腎臓 ( じんぞう )の五つの臓 器 ( ぞうき )、内 臓 ( ないぞう ) のこと。
◎ 六 腑 の意味……( 漢方で ) 中が空 ( から ) になっている、六つの 内 臓 のこと。
大腸、小腸、胆 ( たん、肝 臓)、胃、三焦 ( さんしょう、何をさすか不明 )、膀 胱 ( ぼうこう )
▲用例
■「 ビールが、五 臓 六 腑 に、しみわたる。」
『 (ビールが)体内、腹の中 ( 心中 ) に、しみわたる。』という意味。
2. 琴 線 ( きんせん )
◆意味 …… 感動・共鳴 ( きょうめい ) する気持ちを、琴 ( こと ) の糸に、たとえた言い方。
◎用例
▲心の 琴 線 ( きんせん ) に、触 ( ふ ) れる。
■「 良い物に、感 銘 ( かんめい ) を受ける。」という意味。
※英訳
play on someone's heart strings
誰かの心の弦を弾く → 誰かに、深い 感 銘 を与える。
play on 「 曲を楽 器で、演奏する。」
「 絃 ( げん、楽 器に張る つるいと ) を 弾 ( ひ ) く 」
※糸 へんの「 絃 ( げん ) 」です。
strings 「 ( 弦 楽 器の ) 弦、げん、つる 」の複 数 形
※羽生 結弦 (ゆづる) 選手の「 弦 ( つる ) 」です。……「 弓へん 」です。
以上です。