第93回 「身を殺して、仁(じん)を成(な)す」 先義後利(せんぎ・こうり)

第93回 「身を殺して、仁(じん)を成(な)す」
先義後利(せんぎ・こうり)

 

お仕事、家事仕事、子育て
本日も、お疲れ様です。

 

1. 韓国テレビドラマ 「伝説の心医 ホ・ジュン
第41話(親子の断絶、父と息子)

 

主人公のホ・ジュンの師匠が、息子のドジに言い放った、台詞(せりふ)です。
※自己中心的なユ・ドジ
※自己犠牲を貫くホ・ジュン

 

「助けてほしいと泣きすがる患者を無視する様な医者が、科挙(かきょ、官僚登用試験)に合格したところで、一体何の意味があるというのだ。医者の本分(第一の務め)は、患者の治療をすることだ。」

 

「お前は、ホ・ジュンに負けたのだ。いくら、内医院(ネイウォン、宮殿内で薬の調剤を担当する部署)の医官になれても[内医院の医官という皮をかぶっても]、生まれ持った人となり(性質)が違う。お前は、決して(一生)、ホ・ジュンには及ばぬだろう。」

 

2. 韓国テレビドラマ 「伝説の心医 ホ・ジュン
第42話(酒場での会話)

 

酒場での、三人の男の会話内容です。
「(主人公の)ホ・ジュンは、科挙(かきょ)の試験を受けずに、病に苦しむ患者を見捨てること無く、治療をしたそうだ。」


「まさに、ホ・ジュン、『義人(ぎじん、義理堅い人)』である。」

ホ・ジュンは、自己の利益(科挙の試験を受けること)を後回しにして、病人を救済することを優先させました。

 

3. 先義後利(せんぎ・こうり)
義を先(さき)にして、利を後(あと)にす。[訓(くん)読み]

 

道義を優先させて、利益を後回しにすること。
人が守るべき道徳(義理、人情)を一番に考えて、利益を二の次に考えること。

 

人の上に立つ人の心構えをいう言葉。

 

あなたが属する、チームや組織の中で、「この考え方」を前向きに実践していけば、周囲の人達との「良い人間関係」を構築できるでしょう。

 

以上です。