第151回 「コミュニケーション能力」 麻生 太郎 副総理
第151回
「コミュニケーション能力」
麻生 太郎 副総理
綸言、汗の如し
真意と本心
1.麻生 太郎 副総理
⑴独裁者・ヒトラーを巡る発言
①「不適切な発言」として、8月30日に、撤回されました。
⑵,ネット上では、8月29日から、「賛否両論の意見」が、数多く、アップされていました。
2.綸言(りんげん)、汗の如(ごと)し
⑴君主が、一度、口にした言葉は、訂正したり、取り消すことが出来ない、という古代中国の格言です。
⑵一度、体外に出た汗を、再び、体内に戻すことは、出来ないという意味から。
①「倫言」と表記するのは、誤りです。
②綸言の「綸」とは、『太い糸』『重い意味』という意味です。
3.「コミュニケーション能力」とは
『理解する』『伝える』が、キーワードです。
⑴相手が何を考えているのか、その真意・本心を、汲み取り、『理解する』能力のことです。
⑵そして、自分自身のことを、汲み取ってもらって、理解してもらう為に、相手に、真意・本心を『伝える』能力のことです。
⑶上記の麻生 副総理は、たぶん、ご自分の「真意・本心」を、国民一人ひとりに、正確に、「伝える」能力が、十分でなかったのでしょう。
⑷「相互理解」が基本❢
①今回は、発信側(麻生 副総理)と、受信側(国民一人ひとり)との間に、発信側からの「丁寧な説明」が、乏(とぼ)しかった様に、思われました。
ゆえに、受信者側である、国民一人ひとりの、『受け止め方(解釈)』に、「ズレ」が生じてしまいました。
②「コミュニケーション不足」は、両者の『相互伝達』に対する熱意・思いやりの、欠如(けつじょ)・欠落が、即ち、「お互いの努力不足」が、原因だと思われます。
以上です。