第152回 「日野 皓正 氏」 中学生ドラマー

第152回

「日野 皓正 氏」

中学生ドラマー

 

おいらは、ドラマー♬

故・石原 裕次郎

 

1.日野 皓正(てるまさ) 氏(1942年生まれ)

世界のトランぺッター・ヒノテル

 

 

⑴今まで、「一音(いちおん)に命を張れ❢」という『熱血指導』で、「若者の育成」に取り組んできました。

 

⑵今回の、中学生ドラマーに対する、「往復ビンタ騒動」は、テレビやネットで、『賛否両論の意見』が、湧き上がっています。

 

※ドラムの「ソロ・パート」の演奏時間(持ち時間)が、長過ぎたという、指摘もありました。

 

⑶これまで、日野氏が、「スリッパ(はきもの)を、そろえる。」指導も、同時に、実践していたとの報道が、なされていました。

 

※音楽家である前に、『人として、当たり前のこと』を、身に付けさせたい、との思いからでした。

 

 

2.『はきものを そろえる』

 

 

⑴「はきものを そろえると 心もそろう

心がそろうと はきものもそろう

 

ぬぐときに そろえておくと

はくときに 心がみだれない

 

だれかが みだしておいたら

だまって そろえておいてあげよう

 

そうすればきっと

世界中の 人の心も そろうでしょう。」

 

⑵上記は、故・藤本 幸邦(こうほう、1910年生まれ)さんの詩です。

 

①彼は、長野県・円福寺の住職

 

終戦直後から、戦災孤児の「救済運動」を推進

 

③禅の修行僧への教えが、「子供にも分かる様に」、また、「いつも、行動として、身に付く様に」と考えて、『ひらがな』表記の詩に、なっています。

 

⑶先ほどの中学生ドラマーは、「天才肌」で、かつ、「個性的」であった、とも言われております。

 

その為に、皆と、『心が、そろわなかった』のかも、しれません。

 

 

3.故・石原 裕次郎 氏(1934年生まれ)享年52才

 

 

⑴映画「嵐を呼ぶ男」1957年公開

 

⑵ドラム演奏の「対決の場」で、腕を怪我(けが)した、主人公の裕次郎さんが、ドラムをたたけないので、マイクを片手に、「おいらは ドラ

 

マー♬ やくざな ドラマー♫」と歌って、この対決に、勝利するというストーリー。

 

⑶件(くだん)の中学生は、この映画と違って、「派手な演出」や「奇抜な作戦」で暴走して、周囲のメンバーより、目立つ必要はなかった、と感じました。

 

以上です。