第153回 「養生七不可」 ビジネス・パーソンは、体が資本
第153回
「養生七不可」
ビジネス・パーソンは、体が資本
ライフ・スペース
豊富なボキャブラリー
1.養生七不可(ようじょう・しちふか)
⑴「解体新書(翻訳)」「蘭学事始(らんがく・ことはじめ、手記)」の著者、杉田 玄白(げんぱく、1733年~1817年)の言葉です。
①「養生七不可」は、杉田 玄白が、古希(こき、70才)を迎える祝いを機に、人々に贈る目的で、「健康」を維持する為の、『七箇条』を記したものです。
⑵ここでは、「七箇条」の『不可(ふか。べからず)』の中から、二つのみを紹介します。
①昨日の非(ひ)は、恨悔すべからず
※恨悔(こんかい)、くやしく残念に思う。
※不可(~してはならない)
※昨日の失敗を、クヨクヨ、悔(くや)まない。
②明日の是(ぜ)は、慮念すべからず
※慮念(りょねん)、「念慮(ねんりょ。心の中で、思いめぐらすこと)」
※明日のことを、過度に、心配しない。
2.「若さ」をキープし、『脳のボケ』を防止する。
⑴ライフ・スペースの広さ
①自宅に引きこもらずに、外出することが多く、行動範囲が広い人を目指(めざ)す。
②年令・性別を問わず、交友関係が、幅広い人を目指す。
⑵豊富なボキャブラリー
語彙ごい 「知っている、使える単語のすべて」の意味。
①単語・熟語などを、新規に取り込むと同時に、「違う表現」に言い換えると、「どういう言い方に、なるのか」、という作業を、いつも、試(こころ)みる。
②この様に、脳に刺激を与え続けること(脳の活性化)が、脳がボケない(脳の若さをキープする)為には、必要な作業・訓練となる。
⑶資料出所
「生命38億年スペシャル 人間とは何だ」
TBSテレビ 2017年8月14日(月) 放送分より。
3.日本語の中に、自然に入り込む「英語」
⑴実例
「新機能作成時に、開発ブランチに、細かく merge していく戦略」について、社内勉強会で、発表しました。
⑵ merge
①自動詞
「(徐々に)混合する、融合する」
「(一つに)合併する、結合する」
②他動詞
「(徐々に、複数のものを)混合させる、融合させる」
「(複数のものを、一つに)統合させる、合併させる」
⑶上記の実例のとおり、日本語の文章の中に、あたかも、「日本語」の様に、さりげなく(自然に)、「英単語」が挿入されています。
①脳の活性化の為に、また、脳のボケを防止する為にも、引き続き、積極的に、ボキャブラリーを増やしていきましよう❢
以上です。