第154回 「日野 皓正 氏の謝罪」 山本 五十六 氏の名言

第154回

「日野 皓正 氏の謝罪」

山本 五十六 氏の名言

 

伝道者の使命

愛される所作

 

 

1.中学生ドラマーへの、往復ビンタ騒動

 

 

⑴日野 皓正 氏の謝罪

 

※騒動後の9月1日(金)、羽田空港での記者会見

 

⑵「行き過ぎたことは、分かる。それは、謝る。」と話した、との報道がありました。

 

 

2.山本 五十六 氏(いそろく)の名言

 

 

⑴山本氏は、旧・日本海軍の連合艦隊司令長官でした。

 

※「真珠湾攻撃」の出撃前に、部下たちに、

「もし、米国のワシントンで行われている、対米交渉が妥結したなら

 

ば、直(ただ)ちに反転し、帰投(きとう。基地に帰ること)せよ❢」との命令を下していた。

 

※米国の戦争映画「トラ トラ トラ」に、この場面が、詳細に描かれていました。

 

⑵山本氏の名言

 

「やって見せ、言って聞かせて、させてみて、褒(ほ)めてやらねば、人は動かじ。

 

「話し合い、耳を傾け承認し、任せてやらねば、人は育たず。

「やっている姿を、感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。

 

 

3.道を極(きわ)める

 

 

⑴『伝道者』の使命

 

①目線を下げる

 

まず、相手との「情報量(知識量)の差」を考慮に入れた、対応が必要と思います。

 

②心技体

 

さらに、「卓越(たくえつ)した技術」を実践して見せ、相手が出来る様になるまで、繰り返し、指導していかねばなりません。

 

 

⑵「愛される所作」

※所作(しょさ) 身のこなし、しぐさ、動作

 

①伝道者には、人を魅了(みりょう)する、惹(ひ)きつける、「言葉遣い」「気配り」が、求められると思います。

 

※今回の「ビンタ騒動」は、

中学生の暴走は、あったものの、

 

一方では、伝道者側も、『気配り』を欠いた振る舞いだった

と感じました。

 

②継承者たちが、これらの『愛される所作』を身に付けてこそ、「品格ある人」に、なっていくと思います。

 

⑶最後に、山本氏の名言を、もう一つ。

 

①「(中略)だから、実年者は、『若者が何をしたか』、などと言うな❢『何が出来るか』と、その可能性を発見して、やってくれ❢」

 

※実年者 「50代、60代の年齢層を指す言葉」

 

②今回の日野氏の振る舞いは、「画竜点睛を欠く」行為だった、と思われました。

 

※画竜点睛(がりょう・てんせい)を欠(か)く

「物事を立派に完成させる為の、最後の仕上げを忘れること。」

 

以上です。