第197回 「社員を育てる」 社長の使命感
第197回
「社員を育てる」
社長の使命感
魅力ある上司の不在
他社でも通用する実力
1.社員を育てる
※№2(後継者)を育てる
※人材育成(人を育てる)
⑴社長としての、使命感の欠落
①私が、かつて勤務した、福岡市内や北九州市内(福岡県)の
◆中小企業の社長
◆零細企業の社長
に、見られる特徴
※仰(あお)いで、尊い社長の存在は、皆無でありました。
※即ち、「実力」と「人格」の、バランスのとれた社長は、不在でした。
②社長の『本来業務』を果たしていません。
※社員に、ビジョン(将来展望)・方針などを示す、本来業務(主業務)を果たせず。
※従って、頭を使わないでも行える、『雑用』に専念しています。
◆自分の夕食代を、「交際費」で処理する社長
◆不要な紙を断裁して、「メモ帳」を作成する社長
◆『ひも』で、「古新聞」をくくる社長
⑵『社長の背中』で、社員に教えるものは「何か」
①社長が社員を大切にする。
◆そして、大切にされた社員が、お客様(顧客)を大切にする。
◆さらに、お客様(顧客)が、その会社に、信頼・信用を与えてくださる。
◆この関係が、会社を「繁栄・発展」させていく、と思います。
②中小企業や零細企業の社長は、組織のリーダー(トップ)として、また、人生の先輩として、「社員のお手本」になる必要があります。
※社長の「発する言葉」や「進んで行う動作」で、若い社員に対して、
◆仕事への覚悟
◆人生の生き方
を、示さなければなりません。
2.魅力ある上司の不在
⑴部下に、「他社でも通用する実力」を付けさせる。
①社内に、「千里の馬」は、大勢(おおぜい)いるのに、その真価を見出して、実力を開花させられない、『伯楽』が、多過ぎる。
※千里の馬、せんりのうま、優秀な人材
※伯楽、はくらく、管理者・上司
②職場内に、「魅力ある同僚」は、沢山(たくさん)いるが、『魅力ある上司(管理者)』は、少ない。
⑵いい会社に就職
①新入社員の若者が、『いい会社に就職した』と実感するのは、配属先の職場で、「いい上司」に巡り会った時でしょう。
②この邂逅は、働く若者にとって、最大の「福利厚生」だと思います。
◆仕事に取り組む、姿勢・覚悟を学べる。
◆物の見方、物の考え方を学べる。
※邂逅、かいこう、巡り会い。思いがけなく出会うこと。
以上です。