第199回 「80対20の法則」 若手はベテランの背中を見て学ぶ
第199回
「80対20の法則」
若手はベテランの背中を見て学ぶ
1.80対20の法則
⑴正式名称は、『パレートの法則』
※全体の数値の大部分は、全体を構成するうちの一部の要素が、生み出しているという理論。
①「冪(べき)乗則」または、「ばらつきの法則」とも言います。
◆売上の80%は、全従業員のうちの20%で、生み出している(稼ぎ出している)。
◆仕事の成果の80%は、費(つい)やした時間全体のうちの、20%の時間で生み出している(作り出している)。
②通称「にっぱちの法則(20対80)」とも、言います。
※2(に)と8(はち)
⑵にっばちの法則(20対80)
①試験の場合は、20%の重点勉強(ポイント項目のみ)で、80点の合格点をとる。
②会社の場合は、20%の上得意先(じょう・とくいさき、大口顧客)で、80%の売上を確保する。
2.若手はベテランの背中を見て学ぶ
⑴夢を語る
①新入社員は、「勤務先の会社」から、『何も学ぶものが無い』と判断したら、あっさりと、会社を退職する、と言われています。
②職場の先輩・ベテランであるあなたは、後輩の若者に対して、
◆職場で、「仕事上の夢」
◆酒席の宴で、「プライベートの夢」
を語れるか。
⑵お手本になる
①例えば、若者に対して、上記の「にっばちの法則」を教えてあげる。
※そうすれば、その若者が、重点志向で仕事に取り組む様になり、『仕事に取り組む姿勢』が、変わってきます。
②魅力ある先輩
◆この先輩に「出会えて良かった」と、後輩に思わせる人材を目指す。
(事例)
責任と権限は、与えられるものではない。自分の努力と実力で、勝ち取るものである、ことを教えてあげる。
◆あなたは、後輩の若手社員に、『給与以上の価値』を与えられるか。
(事例)
「きのうと違う、きょうを生きる」という姿勢の大切さを強調して、ステップ・アップの為の、自己啓発・自己研鑚(けんさん)に関して、『具体的なアドバイス』を与えられる。
以上です。