第234回 「プレゼンテーション」 一件一葉一語(いっけん_いちよう_いちご) 大項目(大分類)から、小項目(小分類)へ

第234回

「プレゼンテーション」

一件一葉一語(いっけん_いちよう_いちご)

大項目(大分類)から、小項目(小分類)へ

 

 

1.パソコンを学習し始めた、80歳の老人の話

 

⑴私と同じ団地に住む、80歳の男性です。

 

①この1月から、福岡市が主催する「シニア向け_パソコン修得_初心者コース」を、受講しています。

 

②高校の「同窓会名簿」を、パソコンで作成したい、との受講動機でした。

 

⑵その「受講資料」を見せてもらいました。

 

①「パソコン初心者」には、大変、分かりづらい内容である、と感じました。

 

②本人曰く (いわく)

「カタカナの専門用語が多く、理解に苦しむ❢」

 

 

2.私が提案する「プレゼンテーション資料」

作成時のポイントです。

 

⑴『一件一葉一語』が、ポイントです❢

(私の造語です。)

 

①読み方……いっけん_いちよう_いちご

 

◆一件(一つのテーマ・案件について、)

◆一葉(一枚の紙・用紙にて、)

 

◆一語(一つのキーワードを、または、一つのキーポイントを、)

※追加で、サブ・ワードでも、1~2語だけを、

 

書き記して(記述して)、説明・解説します。

 

※『紙芝居』の様に(一枚の紙に)、絵の代わりに、「キー・ワードとサブ・ワード」を、表示するイメージです。

 

事例

■キーワード……ツリー構造(階層構造)

■サブワード……クリスマス・ツリーのイメージ

 

②事例

 

説明(資料の作成)は、

大項目(大分類)→中項目(中分類)→小項目(小分類)

の順序で、行いましょう。

 

ファイル(作成したデータ、書類、資料)は、「ツリー構造(階層構造)」で、パソコン内に、保存・保管されます。

クリスマス・ツリーを、イメージしてください❢

 

◆まず、上位(高層階)に、「大部屋(おお_べや)、大分類の部屋」があります。

 
◆次に、中位(中層階)に(大部屋の下に、ぶら下がる形で)、「中部屋(ちゅう_べや)、中分類の部屋」があります。
 
◆最後に、下位(低層階)に(中部屋の下に、ぶら下がる形で)、「小部屋(こ_べや)、小分類の部屋」があります。
 
※最終的には、
■ファイル(作成したデータ、書類、資料)は、
■該当する小部屋に、
保存・保管(収納・格納)されます。
 

③参考

一件一葉」いっけん_いちよう

※一般的な、四字熟語です。

 

◆一つのテーマ・案件(1件)について、

◆一枚の紙・用紙(1葉)にて、

資料・書類を作成する意味です。

 
 

⑵説明(資料作成)の順序

大項目(大分類)→中項目(中分類)→小項目(小分類)で、説明します。

 

①いきなり、「1バイト(byte)は、8ビット(bit)です。」と説明されても、全くの初心者にとっては、パソコンが、『とっつきにくい世界』に、なってしまいます。

 

②事例

ここは、まずは、大きく、

◆「ハード(機器)と、ソフト(中身・中味)があり、

◆自動車で言えば、ハードとソフトが、『車の両輪』の働きをします。」

と、切り出す(説明する)のが、ベターでしょう。

 

◆身近な物(自動車、クリスマスツリーなど)を、

■分かりやすい例示に使って、

■説明内容に、『親しみやすさ』「興味・関心」を、

持たせる工夫・配慮をしましょう。

 

◆また、カタカナ用語には、その後に、「日本語の意味」を、補足してあげましょう。

 

 

3.枝葉末節(しよう_まっせつ)から始まる説明

※物事の本質から外(はず)れた、あまり重要でない部分

 

⑴『大所高所(たいしょ_こうしょ)』からのスタート

※小さなことにとらわれない、広い視野

 

①枝葉末節である、瑣末(さまつ、些細ささい)な事項の説明は、後回しにします。

 

②『俯瞰(ふかん)』のフレーズの様に、

◆高所から見おろして、

◆全体を眺めることが出来る、

◆大づかみの説明(資料の作成)が、

肝要・ポイントです。

 

⑵『木を見て森を見ず』の説明に、陥(おちい)らないことが、肝要(かんよう)です。

 

①『鳥瞰(ちょうかん)』の言葉どおり、

◆鳥の目の様に、

◆高い場所から、

◆全体を広く見渡す説明(資料の作成)が、

大切・大事です。

 

②一本一本の、

◆細かい「木の説明」から始めると、

◆視聴者は、全体像(森)を把握しづらい

状況になります。

 

以上です。