第257回 「ノブレス・オブリージュ」 高貴なる者に伴う義務

第257回

ノブレス・オブリージュ

高貴なる者に伴う義務

 

 

1.ノブレス・オブリージュ

 

⑴英語 noble obligation

noble(気高い、高潔な。高貴な、貴族の) 

※obligation(義務、責務。恩義、感謝) 動詞は obligate

 

①語源はフランス語 noblesse oblige

②「選ばれた者」=「貴族の義務」

 

⑵直訳、解釈

 

①高貴さは、義務を強制する。

②一般的に、財産、権力、社会的地位の保持には、責任が伴うことを指(さ)す。

 

 

2.水かけ姫(大韓航空)

 

⑴韓国における、『ナッツ姫(ナッツ・リターン)』の妹の、暴言・暴行

 

⑵南 美希子さん(ゲスト、フリー・アナウンサー)のコメント

 

①地位が高ければ高いほど、名門であればあるほど、「実る稲穂は、穂を垂れる」の精神が大切です。

 

※実(みの)るほど 頭(こうべ)を垂(た)れる 稲穂(いなほ)かな

「稲の穂は実るほどに、穂先が低く下がるものです。人間も本当に偉くなればなるほど、『謙虚な姿勢』で、人と接することが大切である。」

 

②地位があればあるほど、人に優しく、謙虚で、品位を持つことが、『どんなブランド品を持つこと』よりも、かっこいいことです。

 

③資料出所

◆「バイキング」 フジテレビ系列

◆2018年4月20日(金) 11時55分~ 放送分より。

 

 

3.財務省の、福田もと事務次官

 

⑴福田氏にしろ、佐川もと国税庁長官にしろ、「全体の奉仕者(公僕、こうぼく)」として、『志(こころざし)の高さ』の無さには、愕然(がくぜん)と、してしまいます。

 

⑵三流の『政治家(政治屋)や官僚』に対して、その責任と義務を果たす、「国家の品格」が、いま、強く問われています。

 

 

以上です。