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第 35 回 「 故事成語、その2 」 李下( りか )に冠( かんむり )を正( ただ )さず

第 35 回
故事成語、その2 」
李下( りか )に冠( かんむり )を正( ただ )さず
 
※故事(こじ)………昔から伝えられて、興味や「いわれ、理由」のある事柄。
※成語(せいご)……古人の作った語。熟語。
 
 
1. 李下( りか )に、冠( かんむり )を正( ただ )さず。
 
◆李(り、すもも)の木の下で、頭にかぶっている、曲がった冠(かんむり)をかぶり直すと、「すもも」の実を盗んでいるのではないか、と誤解を招く恐れがある。
 
◎誤解を招く様な行動は、すべきではない、という戒(いまし)め。
 
▲正 ( ただ ) さず ……「 整 ( ただ ) さず 」とも書きます。
 
 
 
2. 瓜田( かでん )に、履( くつ )を納( い )れず。
 
◆瓜田(かでん)の中で、靴が脱(ぬ)げても、瓜(うり)を盗むのかと疑われる恐れがあるので、かがんで、靴を履(は)き直す様なことは、すべきではない。
 
◎「優れた人」は、事件が起こる前に、それを予防し、『あらぬ疑い』を抱かれる様な立場に、身を置かない。
 
▲履(くつ)を納(い)れず …… 靴に足を入れない。
 
 
 
3. 上記の英訳
 
◆He that will do no ill, must do nothing that belongs thereto.
 
◎悪事をすまい ( しない ) と思う者は、悪事と思われる事を、してはならない。
 
▲ill ( 悪い事、不運、不幸 )  belong ( ~に属する )
thereto ( そこへ、それに加えて )
 
※that は、関係代名詞。
後ろから、それぞれ、「 Heの説明 」「 nothingの説明 」を担当しています。

 

 以上です。