第164回 「オードリー・ヘップバーンの名言」 実るほど 頭を垂れる 稲穂かな
第164回
「オードリー・ヘップバーンの名言」
実るほど 頭を垂れる 稲穂かな
米は実が入れば、俯(うつむ)く。
The more noble, the more humble.
1.オードリー・ヘップバーンの名言
⑴「威張(いば)る男の人って、要するに、まだ、一流でないってことなのよ。」 by オードリー・ヘップバーン
⑵参考
①「米(こめ)は実(み)が入れば、俯(うつむ)く。
人間は実(まこと、み)が入れば、仰向(あおむ)く。」
②ゴシック部分の意味
「小人物ほど、尊大に振る舞うものである。」
※尊大(そんだい)
「(思い上がって)ひどく偉そうに、人を見下した、態度であること。」
⑶私の実践例
①シンプルですが、他人と話す際には、必ず、ポケットの中から、外に手を出して、会話する様に、心がけています。
②ポケットの中に、手を入れたまま、会話をしていると、相手に「偉そうにしている」と、受け止められる可能性が、あるからです。
2.実るほど 頭(こうべ)を垂(た)れる 稲穂かな
⑴人格者ほど、謙虚であるという、喩(たと)え。
人間も、学問や徳が深まるにつれ、謙虚になる。
⑵「謙譲」をよし、とする「教え」です。
⑶私の実践例
①文末(または語尾)に、「お願いします。」を付加する様に、いつも、心がけています。
②このワンフレーズを、「クッション言葉」として添えることで、『高圧的な態度』と、受け止められないかと思います。
3.英語の表現では
⑴The boughs that bear most hang lowest.
一番、実のなっている枝が、一番、低く垂れ下がる。
①boughs 「(花・実のついた)大きな枝、複数形」
②that 「関係代名詞、(花・実を)つけたところの大きな枝」
③ bear 「(花・実を)つける」
⑵The more noble, the more humble.
偉い人ほど、高ぶらない。
①noble 「気高い、高潔な。高貴な、貴族の。」
②humble 「つつましやかな。謙遜(けんそん)した、謙虚な」
以上です。