第188回 「ハッピー・ノイズ」 ドイツの『子供の声 法案』
第188回
「ハッピー・ノイズ」
ドイツの『子供の声 法案』
子供の声は「騒音」か
子供叱るな、いつか来た道。
1.ハッピー・ノイズ
⑴子供の声は「騒音」か?
①東京・世田谷区の保育園は、住民の反対で、「今年4月の開園予定が、1年延期」になりました。
②反対の理由
◆子供の声がうるさい。
◆送迎の車両が増える懸念 など。
⑵2017総選挙、各党の公約
◆待機児童問題の解消
◆幼児教育の無償化
②ハッピー・ノイズ
◆自分をハッピー(幸福、しあわせ)にしてくれるノイズ(騒音、雑音)
◆前向きな「受け止め」が、必要ではないか。
2.ドイツの「子供の声 法案」
⑴日本と同様に、『少子化の問題』を抱えるドイツ
集合住宅の、ど真ん中にある保育園
①苦情は時々ある。でも、住民たちは、「平和的に」共存している。
②トラブルになることは、ほとんど無く、「一定の理解」を示す。
⑵通称「子供の声 法案」(2011年可決)
◆子供の声は、環境に、悪影響を与えるものではない。
◆法律で、特別に、子供たちの声を保護した。
①ベルリン市民の声
「そもそも、子供は、コントロール出来ない。静かにしろ、というのが無理」
②ドイツ人、弁護士の見解
「子供に優しい社会が、より明確になるということで、世論も、この法律を歓迎した。」
3.子供叱るな、いつか来た道。
⑴人間が、生きていく為には、「お互い様」の気持ちが、大切であります。
①子供叱るな、いつか来た道。
年寄り笑うな、いつか行く道。
②私達も、子供の頃は、「泣いたり」「騒いだり」して、周囲に迷惑をかけて、大きく成長してきたのであります。
◆それは、まさに、周囲の大人たちの、『お陰様』があった、からなのです。
◆いまこそ、「恩返し」の気持ちで、この「子供の騒音問題」に、『寛容な態度』で接しましょう。
⑵資料出所
①2017年10月6日(金) 23時~
以上です。