第222回 「品性・品格とは」 言葉遣(づか)い、語彙(ごい)の豊富さ
第222回
「品性・品格とは」
言葉遣(づか)い、語彙(ごい)の豊富さ
1.本日の掴(つか)み
⑴『老舗(しにせ)の有名旅館』に、「予約無し」で、飛び込みで行った場合
※老舗(しにせ) 何代(なんだい)も、同じ商売を続けてきた、格式(かくしき)と信用のある店。
①松竹梅(しょう_ちく_ばい)でのランク分け
※梅(料金が、最安値のお部屋)
※竹(料金が、中間のお部屋)
※松(料金が、最高値のお部屋)
②あなたは、果たして、どの料金のお部屋に、案内されるでしょうか(?)
⑵受付での対応事例
①「梅(うめ)の間(ま)」に、案内されるお客様
まず、番頭(ばんとう)さんが、素早(すばや)く、あなたの外見を見て、
◆お客様のシューズ(はいている靴)で、
◆どのお部屋に、ご案内するかを決める、と言われています。
②「竹(たけ)の間(ま)」に、案内されるお客様
次に、「履物(はきもの)」のチェックが終わったら、
◆男性の場合には、ベルト(ズボンのバンド)で、
◆どのお部屋に、ご案内するかを決める、と言われています。
③「松(まつ)の間(ま)」に、案内されるお客様
最後に、番頭さんとの会話の中で、
◆つまり、お客様の『言葉遣(づか)い』で、
◆瞬時(しゅんじ)に、お客様の人間性・信用度を判断して、
どのお部屋に、ご案内するかを決める、と言われています。
2.品性、品格とは
⑴言葉遣(づか)い
①亡き実母が、私に語った実話
◆母の『姪(めい)の結婚相手の男性』が、親戚一同が集まった場所で、放(はな)った、ひとこと。
※「ちょっと、アポをたれてくる❢」
■アポイントの「アポ」では、ありません(笑)
※トイレに行って、排便して来るの意味。
◆帰宅した母は、大変、憤(いきどお)っていました。
「実に、下品な男だ。品性の欠片(かけら)も無い❢」と。
②秋篠宮(あきしの_みや)眞子様(まこ_さま)および佳子様(かこ_さま)
◆この2名を見れば、分かるとおり、『品性、品格』とは、
※「家庭環境」
※「育ち」
と無関係では、ないでしょう。
◆では、「皇室」以外の人は、
※他人の言動を見て、
■『立ち居振る舞い(たちい_ふるまい)』
■言葉遣(づか)い、言い回し(いい_まわし、表現の方法)
を学ぶ以外に、「品性・品格」を身に付ける方策は無い、と思います。
■歩く時は、ゆっくり歩く
■椅子(いす)に座(すわ)る時は、ゆっくり座ること
を、心がけていたそうです。
⑵語彙(ごい、ボキャブラリー)の豊富さ
◆2017年11月30日(木)理事会終了後のもの
◆「世間をお騒がせして、国民・ファンの皆さんに、ご心配・ご迷惑をかけて、すみませんでした。」
②協会という組織の長(ちょう_トップ)ならば、次の様な『言葉を選択』して、コメントすべきだった、と思います。
◆「ファンの皆様方の寛容なご理解を賜(たまわ)り、何卒、ご海容いただきます様に、心よりお願い申しあげます。」
※寛容(かんよう) 人の過(あやま)ちや欠点を、厳しく責(せ)めないこと。
※何卒(なにとぞ) どうぞ。どうか。
※海容(かいよう) 海の様な広い心で、人の非礼(ひれい)や過失を許すこと。
③豊かな人生は、豊かな言葉から
◆書物を通して、自分の目で、『心の栄養になる、珠玉の言葉』の数々(かずかず)を学び取る。
※珠玉(しゅぎょく) 美しいもの、優(すぐ)れたものの喩(たと)え。
※数々(かずかず) あれこれ。いろいろ。
◆テレビなどメディアを通して、自分の耳目で、「未知の、美しい、日本語の表現・ボキャブラリー」を学び取る。
※耳目(じもく) 耳と目。聞くことと見ること。
以上です。
第221回 「日曜劇場 陸王(りくおう)」 俳優 役所 広司 氏の演技力
第221回
「日曜劇場 陸王(りくおう)」
俳優 役所 広司 氏の演技力
1.俳優 役所 広司 氏の演技力
⑴芸名「役所 広司(やくしょ_こうじ)」の由来
①役所(やく_どころ)
◆真面目な役柄(やくがら_役どころ)から、
◆ひょうきんな役柄(やくがら_役どころ)まで、
②広司(ひろ_し)
◆幅広く演じられる役者、
◆芸の役(やく)の幅が、広(ひろ)し
ということで、この芸名にした、と聞きました。
⑵「年末ジャンボ宝くじ」のCМ
◆あのテレビCМを見たら、彼の『芸の幅広さ』を理解できるでしょう。
2.日曜劇場 陸王(りくおう)
◆2017年11月26日(日) 21時~ TBS系列
◆第6話「ついに『陸王』デビュー戦❢」
⑴「陸王(りくおう)、マラソン用のたび型シューズ」
◆アッパー素材の供給会社である、
◆「タチバナ_ラッセル社」の裏切り
①upper、足の甲(こう)を覆(おお)う部分
②零細企業の「こはぜ屋」は、
◆大企業の「アトランティス社」の妨害により、
◆「タチバナ_ラッセル社」との契約を
ひっくり返される。
⑵ここで、「こはぜ屋」社長である、役所 広司 氏の名台詞(めい_せりふ)
「我々は、世界に市場を持つアトランティスなんですよ。」
「こう言っては何だが、あなた方の様な、地方の零細企業を、潰(つぶ)す様なことは、しませんよ。する必要も無い。」
役所 広司
「そうですよね。ですが、その零細企業だからこそ、分かることがあるんです。」
「あの『Wラッセル』という特許を得るまでに、橘(たちばな)さんは、血の滲(にじ)む様な努力をしてきたんだ、ということを。その技術を、大企業の身勝手な都合(つごう)で、利用する様なことだけは、どうか、しないでいただきたい。」
※橘さん役は、木村_祐一_氏
※タチバナ_ラッセル社、社長役
ピエール瀧に、近づく役所 広司
役所 広司
「橘さんの、素晴らしい技術を、生かしてやってください。」
ピエール瀧に、頭を下げる役所 広司
役所 広司
「私達には、まだ、その力が無かった。でも、アトランティスさんなら、可能ですよね。それこそが、大企業としての役目じゃないですか。」
「大企業の何たるかは、あなたに、どうこう言われる筋合いは無い。うちと契約することで、橘さんも、儲(もう)かるんだ。それで、いいじゃないですか。」
少し、呆(あき)れた、笑いを浮かべて
役所 広司
「それは、違いますよ。同じ仕事でも、ただ、金の為だけにやらされるのと、一緒に同じゴールを目指(めざ)して、挑戦するのとでは、全然違う。」
「そこには、『絆(きずな)』が生まれる。その絆が、次のビジネス・チャンスを生むんです。いい歳をして、やっと、そのことに気付いたんです。『陸王』が教えてくれたんです。」
「だから、私は、まだ、諦(あきら)めませんよ。必ず、橘さんに代わる素材を見付けて、また、『陸王』を作ります。」
「『R2』に負けない様な、『世界一のシューズ(新・陸王)』を作りますから。 失礼します❢」
※R2、マラソン・シューズの商品名
※アトランティス社の主力商品名
以上です。
第220回 「人権週間に寄せて」 若い頃の大失言
第220回
「人権週間に寄せて」
若い頃の大失言
1.本日の掴(つか)み
⑴JR山口線にて、「蒸気機関車D51(で_ご_いち)」復活❢
①11月25日(土)、26日(日)の2日間限定
※津和野には、大学時代の『合ハイ』で、よく行きました。
※合ハイ(合同ハイキングの略)
男女合同で、行楽地などに、ハイキングに出かけるもの。→カップル誕生💛
⑵私の大学生時代
※昭和47年(1972)~昭和51年(1976)
※山口大学のキャンパスは、JR山口線_湯田(ゆだ)温泉駅から、徒歩約20分間
①当時は、
◆小郡駅(おごおり、新幹線の停車駅)から、
このD51の「現役の列車」に乗車していました。
②窓を開けると、『黒煙』が入り込んできていた、記憶があります。
2.山本 幸三 衆議院議員の差別発言
※前回の失言(学芸員_問題)に続き、今回は、差別発言。
⑵「何で、あんな黒い(人種、黒人)のが、好きなんだ」
※三原 朝彦 議員(同・北九州市・選出)のセミナーの、「来賓(らいひん)挨拶」にて。
3.関西熱化学(株) 加古川工場時代
※昭和57年(1982)~昭和61年(1986)在籍
⑴「同和(どうわ)問題研修会」での、私の発言
①企業の代表として、『課長の代理』として、毎月の「定例会」に参加していました。
②まだ、『課長代理(管理職)』には、昇格していない、担当者時代の「大失言」でした。
⑵「勉強不足」を猛省した、私の『人生の転機』
①「同和地区には、住宅建設などの面で、様々な『優遇措置(そち)』が、なされています。」
②『権利と義務』
「住宅面での特例の権利を主張する反面(はんめん)、どの様な義務を果たすべきだと、受け止めておられますか?」
※この私の発言を機会に、社内では「同和教育(人格教育)」が推進されて、
◆私は、その講師として、『猛勉強』をして、
◆「差別解消」などを中心にして、
人格形成教育に、取り組みました。
⑶出席されていた、部落解放同盟の方のコメント
①「我々は、今でも、『人間』扱いされていないので、果たす『義務』は、ありません。」
※「四つ(よっつ、四つ足の意味)」と、さげすまされて、『(四本足で歩く)動物』扱いされてきました。
②「あなたが、我々が、住宅面で優遇されていると主張するのならば、我々の地区の建物に、一度、住んでみたらいい。」
③「そして、被差別部落以外の人から、『どの様な差別の目』で見られるか、実際に、体験してみたらいいでしょう。」
以上です。
第219回 「お気に入りの歯科」 素敵な仲間たち
第219回
「お気に入りの歯科」
素敵な仲間たち
1.本日の掴(つか)み
⑴昨日の朝、歯を磨いていたら、左下の奥歯が、出血や痛みも無く、ポロリと抜けました。
※1週間前くらいから、歯周ポケットに「違和感」がありました。
⑵今年の7月頃(前回の治療時)に、
◆この歯の「二つの歯根」のうち、
◆口に近い方の根は、
かなり傷(いた)んでいます、という説明を受けていました。
2.荒戸歯科クリニック
※福岡市中央区荒戸2丁目3番37号
※電話092(725)8877
※『名医を紹介する雑誌』にて、この「優良歯科」を知りました。
⑴気に入っている、理由その1
①年長の歯科衛生士さん(50代の女性)と
◆若い歯科衛生士さん(数名)との会話が、
◆また、患者さんとの会話も、
実に、私の耳に、心地よいのです。
②彼女が、若い後輩やお客様(患者さん)を、大切に思っているから、彼女の口から、『温かい言葉』が、出てくるのでしょう。
⑵気に入っている、理由その2
①先生(小柄な男性、50代)と歯科衛生士たちとの会話も、妥協を許さずに、患者さんの為に、「最善策を模索」している様に、感じられます。
②先生がスタッフを育て上げようという、『温かい雰囲気』が、私には伝わってきます。
3.私の「関西熱化学(株) 加古川工場」勤務時代
⑴いま、世間を騒がせている、神戸製鋼所・加古川(かこがわ)製鉄所に、「製鉄用コークス」を供給する会社でした。
※残業時間帯に、私が、いつも、袋入り「即席ラーメン」を鍋で作り、それを4名で囲み、談笑しながら、仲良く食べていました。
⑵事務部 勤労課の4名(男性)
①勤労課(きんろうか)は、約500名の工場で働く従業員(社員)の、世話活動を担当する部署(ぶしょ)でした。【女性スタッフも、2名いました。】
◆課長のS氏(昭和32年、高卒)
◆課長代理の私(昭和51年、大卒)
◆高卒のT氏(昭和41年入社)
◆高卒のT氏(昭和51年入社)
②私のビジネスマン人生において、『最高にハッピーな時代』でした。
※昭和57年(1982年)~昭和61年(1986年)
◆会社に行くのが、「楽しい毎日」でした。
◆理由としては
■上司の課長が、「俺が全責任をとるから、思う存分(ぞんぶん)、実力を発揮せよ❢」と、全面的に、サポートしてくれていたこと。
■二人のT氏との間に、深い信頼関係(支え合い)・協力関係(助け合い)があったこと。
■のびのびと、主体的に、仕事を進めることが出来たこと。
以上です。
第218回 「品質低下の政治家」 人間の品性
第218回
「品質低下の政治家」
人間の品性
1.本日の掴(つか)み
⑴2017年11月19日(日) NHKテレビ 21時~22時
⑵NHKスペシャル「ドラマ 龍馬 最後の30日」
①幕末のヒーロー、坂本 龍馬の暗殺から150年
②暗殺直前の30日間に、一体、どの様な出来事があったのか?
③今夜の放送が、今から、楽しみです。
2.品質低下の政治家
⑴東京都世田谷区の区議
①あべ力也(りきや)氏
◆1963年生まれ
◆54歳
②フィフィさん(エジプト出身のタレント)の、ツイッターにかみつきました。
③ツイッターの内容
◆フィフィさん
「小池都知事は、余りに無責任だし、有権者をバカにしている。」
◆あべ氏
「こいつ、だれ?こいつに、小池都知事も言われる筋合いは、無いのでは?売名?」
◆フィフィさん
「この方、この言葉遣(づか)い、本当に議員?」
⑵言葉は、人格なり
①政治家は、『言葉が商売』の職業であります。
②言葉は、その人の「人格」「品性」「教養」を表します。
◆言葉は、気配(きくば)り
◆心配(こころくば)り出来ない人は、下衆(ゲス)であります。
③以上の観点から、あべ区議に対する、私の『判定』は、アウトであります❢
3.人間の品性
⑴私の実体験
①大学を卒業して、新入社員になった時
②配属先の、「直属の上司」から、言われた最初の言葉
「本日からは、社会人だから、
◆『僕』および『俺』は使用せずに、
◆『私(わたし)』または『私(わたくし)』と、
発言すること。」
⑵長嶋 一茂 氏(長嶋 茂雄 氏の長男)
①テレビ朝日「羽鳥 慎一 モーニングショー」に、コメンテーターとして出演中
②いつも、発言の際に、「俺」「僕」を使用します。
③もう、51歳の『大人』なのだから、
◆「公共の電波」では、
◆きちんと(公式に)、『私(わたし)』『私(わたくし)』
を使用すべきだと思います。
以上です。
第217回 「3流会社(3流組織)」 個人商店の寄せ集め
第217回
「3流会社(3流組織)」
個人商店の寄せ集め
1.大相撲
不祥事との比較
①ただいま「営業中」だから、
◆『詳細な説明は、差し控えます。』という姿勢は、
◆ビジネス界では、
許されない。
※取引先、消費者の「厳しい視線」が、あるからでしょう。
②「中間報告」の一つも、実行できない、相撲協会の態度・姿勢には、あきれてしまいます。
⑵相撲協会
①ファンを無視した、『ダンマリ態度』
②「いま、場所中ですから、場所が終わってから、ハッキリ決着させます。」という姿勢は、
◆相撲協会ファースト(ファン無視・軽視)の考え方であり、
◆今の世の中では、余りにも、『スピード感』に欠けています。
2. 「3流会社(3流組織)」
⑴『個人商店』の寄せ集め
①「相撲協会(組織)」とは、名(な)ばかりで、実態は、「部屋(個人商店)」の集合体なのであろう。
②いまの、親方衆(おやかた_しゅう)の中に、
◆マネージメント理論
◆マーケティング理論など
を、一生懸命に、「学習した人材」は、いるのだろうか。
⑵私のビジネス実体験
①某_ぼう_広告代理店(福岡市中央区)の実例
◆会社組織(株式会社)の、体(てい)を成(な)していない。
◆組織で働いている者に、『会社の代表・顔』としての、「自覚」がありませんでした。
②私が、日常、接触していた、担当部長の発言
◆「俺は、あんたに、仕事を与えていないから、詳細は知らない・分からない。」の一点張り(いってん_ばり)
◆『詳細内容を知りたければ、仕事を発注しているデザイナーに、直接、自分で聞け❢』という、つっけんどんな態度・姿勢
※統括している部署(ぶしょ)の部長としては、
■余りにも、無責任な、
■組織人にあるまじき、
■個人商店的な
発言でした。
以上です。
第216回 「国際寛容デー」 寛恕(かんじょ)、海容(かいよう)
第216回
「国際寛容デー」
寛恕(かんじょ)、海容(かいよう)
1.国際寛容デー
※トランプ大統領を始めとした、世界のリーダー達に、
◆『寛容な態度』で、
◆平和と安全を守る
「大人の対応」を、強く望みます。
⑴11月16日(木)
①International Day for Tolerance
②Toleranceの意味
◆寛容、寛大さ、雅量(がりょう)
※雅量(がりょう)
人をよく受け入れる、おおらかで広い心。
⑵寛容(かんよう)の意味
①心が広く、人の言動をよく受け入れること。
②また、人の過(あやま)ちや欠点を、厳しく責めないこと。
⑶私は、『寛容』という言葉を耳にすると、
◆「寛恕(かんじょ)」
◆「海容(かいよう)」
の2語を、思い出します。
2.寛恕(かんじょ)
⑴漢字の意味
①寛 「豊か、心が大きい、度量が広い」
※度量(どりょう)
「人の言行(げんこう)を、受け入れる寛大な心」
②恕 「許す、大目(おおめ)に見る」
⑵意味
◆心が広く、思い遣(や)りが深いこと。
◆過(あやま)ちなどを、咎(とが)めずに捨て置き、心を広くして、許すこと。
⑶用例
「ご寛恕を請(こ)う。」
3.海容(かいよう)
⑴意味
海の様に広く、大きな心・気持ちで、人の非礼(ひれい)や過失を許すこと。
⑵用例
「失礼の段(だん)、何卒(なにとぞ)、ご海容ください。」
※多くは、手紙文で使用する。
以上です。