第240回 「正しい日本語」 ルビを振る

第240回

「正しい日本語」

ルビを振る

 

 

1.森友学園「文書の書き換え」に関連して

 

麻生太郎大臣の発言

(3/9金曜日の夜)

 

①「書き換え文書の有無(ゆうむ)については……」

 

②(誤) 有無 (ゆうむ) → (正) 有無 (うむ)

 

麻生太郎大臣は、かつて、

◆「未曽有(みぞう)の大災害」を、

◆『未曽有(みぞゆう)の大災害』

と読んだ、過去のミスも、ありました。

 

※未曽有(みぞう)

◆今までに、一度も、無かったこと。

◆未(いま)だ、曽(かつ)て、有(あ)らず。

 

⑵フジテレビ、男性アナウンサーの発言

(3/9金曜日の放送分、「グッデー」にて)

 

①「書き換え文書の存否(ぞんひ)について……」

 

②(誤) 存否 (ぞんひ) → (正) 存否 (そんぴ)

 

※参考

◆安否(あんぴ)

◆身の上が、無事であるか、ないか。

 

 

2.ルビを振る

 

⑴難解な漢字には、気配りで、ルビを振る。

ルビ……ふりがな

 

⑵相手への配慮

 

①自分が分かっている(知っている)漢字だから、相手も、分かっている(知っている)とは、限りません。

 

②難解な文字には、相手への心配りで、『ルビ(ふりがな)』を、付加・付記しましょう。

 

 

3.漢和辞典

 

『角川 漢和辞典』

 

学生時代から愛用していましたが、最近は、使用していません。

 

⑵身近な事例

 

森友学園の「文書の改竄問題」

◆改竄(かいざん)

◆文面を、故意に、書き換えること。

 

②現在は、アイパッド(iPad)を活用しています。

改竄の「読み方」が、分からない場合

 

◆『検索』欄に、

◆「穴(あな)かんむり」に、「鼠(ねずみ)」と、入力します。

 

※基本の入力パターン

■漢字の左側の偏(へん)、および、

■右側の旁(つくり)を入力する。

 

 

以上です。